2018年3月11日日曜日

高美濕地(悪天候Version)

高美濕地へ行ってきました。しかも真冬の天候が悪い日に
今回はその過酷なレポートを綴っていきたいと思います。

高美濕地への交通アクセス

湿地というだけはあって台中市街からかなり離れているので、計程車で直行しても1時間近くはかかります。
公共交通機関を利用する場合は乗継タイミングが悪いとかなりのタイムロスになり何もない場所で延々と待ち続ける羽目になります。

さらに後述する通り、下車停留所によっては強風が吹き荒れる中20分以上歩き続ける羽目になるので、場合によっては計程車を利用するという判断も必要です。
下手にケチってバスだけで行こうとすると時期や天候によっては最悪凍死します。凍死は言い過ぎにしても体調を崩すのは免れないでしょう。

計程車を利用する場合

台中車站からだと渋滞を考慮したとしても一番早く到着しますが、全区間で利用するとおよそ40kmの距離があり850~950元程度かかります。所要時間は50~65分くらいです。
運賃を抑えたい場合は計程車がいそうな場所まで行ける場所まで行くのが良いでしょう。

台鐵を利用する場合

まず西部幹線における山線と海線と成追線の存在を理解しておく必要があります。
山線と海線の分岐点は北は竹南、南は彰化です。
成追線は彰化の山線海線それぞれ一つ北の駅の成功と追分を結ぶ短絡線です。

台中車站や高鐵台中站こと新烏日車站は山線です。
一方の清水や沙鹿は海線です。

海線は山線の半分くらいの本数しかありません。
成追線に至っては一日に両手の指で数えられる程度の本数しかありません。

台中車站や新烏日などから台鐵を利用するとなると、彰化まで戻って海線へ乗り換えることになるのですが、彰化から清水まで25~30分かかります。
手前の沙鹿は自強號は停車しますが、清水は通過します。
このため乗り継ぎタイミングが非常にシビアなのとかなりの遠回りになる点、どの道沙鹿か清水で乗り換えが必要な点を考えると、台中車站から台鐵を利用するメリットは薄いと言えます。

高鐵台中站から向かう場合は公車や計程車で海線の駅までショートカットしてしまうのも手です。
清水火車站まで行くのであれば所要時間30~40分、距離は27km程度、運賃は600~700元です。
休日であればいっそのこと彩虹眷村によって後述の655路を利用するのもありでしょう。

※追記:655路は2022年時点で廃止済み

交通部臺灣鐵路管理局-列車時刻/車次查詢
https://tip.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip001/tip112/gobytime
※運行列車検索

交通部臺灣鐵路管理局-定期行駛列車時刻表
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00C/tipC21/view?proCode=8ae4cac3756b7b41017572e9077f1790
※時刻表ダウンロード

バスを利用する場合

これもこれで乗り継ぎがほぼ必須なので非常にややこしいことになっています。
高美濕地へ直接向かうバスは清水火車站から出発する178路及び179路です。経由ルートが異なるだけで最終目的地は同じです。

【巨業交通】178路 清水火車站-高美-高美濕地
【巨業交通】179路 清水火車站-三美-高美濕地

台中公車即時動態資訊
https://citybus.taichung.gov.tw/
※台中市バス路線検索

なので、清水火車站まで行くことになるのですが、台中火車站から清水火車站まで直接行く路線が存在しません。
最寄りの停留所は「清水火車站(中山路)」になり清水火車站までは徒歩5~7分程度かかります。

そこで清水火車站(中山路)の次の停留所である清水高中(中山路)で下車します。
ここは台中火車站から清水や大甲へ向かう路線と178・179路が停車します。
清水火車站まで移動している時間がない場合はここで待ち構えるのも良いでしょう。

また、台中火車站から高美濕地まで直通と謳っている309路という路線が存在しますが、「高美濕地(三順路)」という高美濕地から2km程離れた場所に降ろされます。
「高美濕地遊客中心」からさらに800m程南に位置する停留所なので、余程のことがない限りはおすすめしません。

【中鹿客運】655路 高美濕地 - 新烏日火車站 - 嶺東科技大學
※2022年現在この路線は廃止

彩虹眷村からの直通路線です。運行本数が少なく休日のみの運行です。

309路公車の路線図

清水火車站(中正路)の站牌周辺

 

清水火車站の駅前の站牌と全家便利商店

清水火車站、駅構内は狭い

111公車

高美濕地遊客中心、遮るものは何もないので寒い

※2022/5/1追記
現在、178、179路以外のバスは高美濕地遊客中心に停車せず、対岸の「18號風車」で下車することになる
この後の写真もある路面が赤色っぽい歩道橋を渡り、道のりは200m程度

公衆トイレという名の避難所

公衆トイレから少し北上するとiBikeのステーションあり

遊客中心から少し北上したところにある風車群なのですが、とにかく風の強いこと。
踏ん張ってないと身を持っていかれるくらい強い。
あと、風車の真下にいると風切り音が怖い。

何か建物が見えてきました。

何かのホールっぽいですが何故こんな場所に…
どうやら現在は使われていない模様。

何やら観光バスがたくさんやってきました。
皆さんこんな強風の中見に行くのでしょうか…

高美濕地の入口周辺。出待ちのタクシーがたくさん。

178、179路公車の站牌は路地を入ったところにあります。

閉門時間30分前には入場終了になります。

先程の風車以上に遮るものがないので、身の危険を感じるレベルで風が強いです。
多分夏場でも防風対策というか防寒対策は必要です。
もちろん風で飛ばされるようなバックやマフラー、帽子の類は持ってこないかしまいましょう。

風の強さがお分かり頂けたでしょうか…【動画再生時音量注意】

夕方に着いたので入口に辿り着いた頃には入場が終了していました。

あまり天候を考えずに行ったので、大自然の厳しさを目の当たりにしただけの濕地訪問となってしまいました。
まあ、非日常感があってこれはこれで…

おまけ:帰りのバス

何かグダグダしていたら日が落ちてしまい178公車も逃してしまったので評判がよろしくない309路公車の站牌、高美濕地(三順路)まで来ました。

バス待ち客をピックアップしようと必死の個人タクシー。
5分に1回通りかかる頻度で巡回していましたが、結局この日は捕まえられなかった模様。

無駄に連結バスが来ました


高美濕地
https://www.gaomei.com.tw/

海水潮汐時間 - 高美濕地旅遊網
https://www.gaomei.com.tw/gaomei-wetland/tide-hours/


2022/5/1:リンク更新、現在のバス路線情報の補足追加

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